これまた今読んでいる『アール・ヌーボーの世界―モダン・アートの源泉 (中公文庫)』という本で、面白い記述があったので一言。
1882年、教団の援助を受けずに寄附のみでバルセロナにサグラダ・ファミリア(聖家族)教会が建設されることになって最初はパウラ・ヴィラールによって設計されたけど、パウラ・ヴィラールは経験豊富なマントレルにその職を譲ろうとして、マルトレルは引き受けずアントニ・ガウディを指名したそうです。
ん?もしかしてあの概観はガウディの起案じゃないのか?
ガウディはサグラダ・ファミリア教会の建築を1883年から没す1926年までのライフワークとするのですが、任された時点で三十一歳だったらしい。
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今の私より3歳も若い時からこんなことをしていたのかぁ。
「ヴィラールとマルトレルは教会の建築の困難と不可能を予想して断ったのではないか?」という話があるらしいのですが、もしかしたらガウディは押し付けられたのかもしれませんね。まだ完成していないわけですが、それでも代表作として歴史に名を残せたのですから本望でしょう。
私も失敗しそうなシステム開発のプロジェクトをよく押し付けられますが、どんなに頑張っても歴史に名前が残ることがないので寂しい限りです。
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