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エミール・ガレの作品

2009年5月28日木曜日

 今読んでいる『アール・ヌーボーの世界』という本で、面白い記述があったので一言。

 エミール・ガレは、アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家として有名ですが、家具も作成しています。その中で『秋の小道』と名付けられた食器棚を1897年に作ったときに注文主に送った手紙の一節に以下のような記述があるそうです。

「木の表面はその自然の素のままに残した。パティナ(古色)もニスもなしで。鉋(かんな)をかけたり、やすりをかけたりもしなかった。」 「木はそのままで充分いける。ワックスやペーストは決して無限の保証ではない。それをしたにもかかわらず、その色を失う可能性がある。私は未来に、修理、修復をしようとする者につや消しの表面をそこなうことに反対して、警告の教えを彫っておいた。」

 とのことです。なるべく自然の状態で木を活かすという考え方は和風(私はそのように感じています)の木工芸品に通じるような気がします。日本の浮世絵や漆器などの影響があるのかもしれませんが、アール・ヌーボー自体は装飾芸術の傾向として捉えられている中、そのように素朴な作品あるということですね。

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