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試作品制作の打ち合わせ

2010年10月16日土曜日

今日の午前中は、学校の授業の一貫で試作品制作のため、かの有名なミネルバに行ってきました。

時間は10分程度なのですが、ちょっとしたデザイナー気分を味わうことができました。
試作品制作を前提としているため、構造的なアドバイスなどを頂けるなど、とても有意義な経験だったと思います。

まぁ、私のデザインした椅子は構造上、かなりの限界に近いところを攻めていたため、その場での回答は頂けませんでしたが、自分が気になっている箇所と先方のそれとが一致していた事で、多少の自信も得ることができました。

そういえば、以前に自分のデザインした机の制作を頼みにいった業者があります。
その業者のホームページに「自分でデザインをした家具作ってあげます。」的なことをうたっていたので、三面図を書いて依頼しに行ったのですが、費用については上限無しで依頼をしたにも関わらず「構造はこっちで決めるので指定するな。」などと言われたあげく、「デザイナーのわがままに付き合う気はありません。」と素人なのに断られたことを思い出します。
(結局は自分で作ってしまったのですが・・・。「机を造る」参照)

「オーダー家具」、「特注家具」、「試作品制作」の違いが関係しているようですが、ここまで露骨に断られるとは思わなかった次第。

きっと、一定の構造にこだわりを持って仕事をしている職人さんなのだと無理矢理思い込み自分を納得させたものです。
依頼先は依頼方法と内容によって決めないと駄目ってことでしょうね。きっと・・・

内山章一の照明『Enigmaシリーズ』

2010年6月25日金曜日



内山章一は、デンマーク(今はイタリアに移った?)の世界的に有名な照明器具メーカーのルイス・ポールセン社(louis poulsen)に日本人として初めてデザインを採用され、現在はエニグマ(Enigmaシリーズ)として発売されています。
(上記は少し前のカタログです。)


最近、島崎信先生の「生活デザイン」未来塾に参加させてもらっているのですが、第2回の昨日は、この内山さんが招かれてのセミナーでした。
エニグマのシンプルな造形に込められた生活における様々な機能と、製品なるまでの長い過程、そしてルイス・ポールセン社の30年間売れ続けるための商品作りを目指した妥協なき姿勢について拝聴することができました。
 最後には、デザイナーと技術者(職人さん)の明確な役割分担(造形に関しては微小な修正であってもデザイナーに確認をとることや、強度などに関しては技術者がプロ意識をもってアイディアを出すなど)、日本と海外の家具に対する著作権の問題にまで至り、非常に密度の濃いセミナーでした。

『ヴェルナー・パントン』展

2010年1月20日水曜日



今更ですが、去年の年末に東京オペラシティアートギャラリー02で『ヴェルナー・パントン』展を催していたので、その時の感想をUP。
パントンチェアはカフェなどでも良く見かけるし、日本でも比較的ポピュラーな椅子ではないかと思います。この椅子をデザインした『ヴェルナー・パントン』なるデザイナーの展覧会です。パントンチェア自体も曲線で構成されているが、他の作品を見ても曲線だらけといった印象で、特に色彩にこだわりがあったらしく、原色に富んだ異空間といったカンジでした。


展覧会場を回っていくと最後にパントン氏のインタビュービデオが流れていて、そこでの言葉に感銘を受ける。

『作品完成時に一瞬満足する』という言葉。


満足するものを創るべきだが、ずっと満足していては次の作品が生まれないという勝手な解釈の上でですが、行った甲斐がありました。

デザインとアートの違い

2009年10月26日月曜日

初日最後の講義は「デザインとアートの違い」についてだった。

デザイン:大量生産、機能的、対大衆、条件付(費用面など)、実用的
アート:一品製作、非機能的、自己完結、自由、精神的

抽象的なデザインは、見方を知らないと理解できない。
デザインの見方:デザインの正誤、良悪、好き嫌いの観点がある

デザインの正誤:合目的、本質などで判断
デザインの良悪:機能性、形状などで判断
デザインの好き嫌い:好みで判断してはいけない。

みたいなことを学んだ。
・・・と思う。

製図の基礎

午後は製図の講義。
学生の頃、図学の講義を受けていたし(割りと良い成績)、工房で家具を作っているときも
製図はしていいたので、割と自信があった。

だけど、挫折。

言われた通りの線一本、まともに引けなかった。
太さや長さがまちまちで全然キレイじゃない。

太さについては、シャーペンを回しながら線を引くと均等な太さの線になるらしい、
でも、一点鎖線などの長さは感覚を身に着けなければならないらしい。

ちなみに今日の講義の内容は以下のようなもの

  • 三角スケールの使い方
  • 実線、点線、一点鎖線
  • 木製椅子の製図のトレース

家具の構造

日曜日は家具デザインの学校の初日だった。
ちょっとドキドキしながら初めての講義を受けました。

本当は初回の無料見学だけで終らせる予定だった「基礎知識講座」ですが、
思った以上に役に立ちそうで、知らないことばかりだったことから、この講座も
受講することにしました。

ちなみに今日の講義内容は以下のようなもの。
  • 三角構造と四角構造
  • 椅子の構造
  • ソファの構造
  • ベッドの構造(ヨーロピアンスタイル)
  • テーブルの構造
  • 収納家具の構造
  • 木材の特徴(←これは、まぁ書籍に書いているような内容でした。)
  • 名作椅子の解説

家具デザイン研究所のカリキュラム

2009年10月7日水曜日

先日、家具デザイン研究所の説明会に行ってきて、申し込むことを決めたものの、
どのカリキュラムを選択するか悩んでいる最中。

・ 基礎講座
・ 家具デザイン講座
・ 上級講座
・ 独立開業支援講座
・ その他製作講座

など、いくつかのカリキュラムをパックで講座としているが、
カリキュラム単体で選択することも可能らしい。

基礎講座
・ 基礎知識講座
・ 基礎製図講座
・ 家具CAD講座
・ デザイン講座

デザイン講座(中級)
・ 家具デザイン・製作講座(中級)
・ 原寸図・原寸模型製作講座(上級)

上級講座
・ 家具専門士/家具検定対策講座

基礎製作講座
・ 基礎製作講座

上級製作講座
・ 上級木製椅子製作講座
・ 上級収納家具製作講座
・ スツール(金属・プラスチック)製作講座

独立開業講座
・ 基礎講座、基礎製作講座に加えて以下の講座
・ ショップ見学
・ 工房見学
・ 開業関連講座
・ 製作販売実習

その他製作講座
・ 自由製作講座
・ 雑貨デザイン製作講座

さて、どれとどれを選択しようかな。
とりあえず土日で通えるカリキュラムを2つ程度えらんでみようと思う。

家具デザイン研究所の説明会

2009年10月4日日曜日

 土曜の夜は東中野にある『家具デザイン研究所』の説明会に行ってきました。
ちょっと本格的に家具デザインを勉強してみたいなと思って学校を探していたのですが、だいたいの学校がインテリアデザインやプロダクトデザインのほんの一部でしか家具を扱っていない。
でもここは、家具を専門にしていることや木材だけでなくプラスチックや金属などを材料とした家具も教えてくれる。実をいうと説明会は所定の時間には行けなかったのですが、時間外で対応して頂き、私一人だけのために時間外に説明をしてもらった。
 そんな親切さが決め手だったのですが、ここに申し込もうと思っている。

 社会人向けの土日に受講できる科目だけでも結構あるのですが、更にそれらも自分で選択できるため非常に迷うのですが、パンフレットもようやく届いたので1週間掛けてカリキュラムを考えようと思う。

森谷 延周(もりや のぶちか)

2009年10月2日金曜日

1939年/東京に生まれ。
1957年/都立工芸高校木材工芸科卒。
1962年/桑沢デザイン研究所卒。
1957~1963年/東横百貨店設計室
1963~1969年/豊口デザイン研究所
以降は、フリーランスデザイナーとして活動

現在、Mデザインスタジオ主宰。
(社)日本インテリアデザイナー協会事務局長(1994~1999年)
(社)日本インテリアデザイナー協会・正会員
日本インテリア学会・正会員

東京の家具デザイン学校情報

2009年9月29日火曜日

東京の家具関連の学校を調べて見た。
個人的には家具デザイン研究所に行って見ても良いと思っている。

K&Y CADデザインスクール
住所東京都渋谷区代々木1-15-4 駒谷ビル
コース家具・プロダクトデザインコース
家具・プロダクトデザイン基礎知識


スペースデザインカレッジ
住所東京都豊島区南池袋2-27-8 南水ビル6F
コースインテリアコーディネーター基礎科
インテリアコーディネーター応用科


専門学校 東京デザイナー学院
住所東京都千代田区神田駿河台2-11
コースプロダクトデザイン科
ファニチャーデザイン専攻


家具デザイン研究所
住所東京都新宿区西新宿3-5-12トーカン新宿第2キャステール 216号
コース家具デザイン・製作講座(デザイン講座中級)
原寸図・原寸模型製作講座 (デザイン講座上級)


ICSカレッジ オブ アーツ
住所東京都新宿区西新宿3-5-12トーカン新宿第2キャステール 216号
コースインテリアアーキテクチュア&デザイン科


バンタンデザイン研究所
住所恵比寿校:東京都渋谷区恵比寿南 1-9-14
東京都渋谷区恵比寿西 1-3-4
コースデザイン学部 プロダクトデザイナーコースなど

ミヒャエル・トーネット

2009年7月10日金曜日

 ドイツのボッパルド生まれのミヒャエル・トーネットが1830年に積層材を用いた曲木技術の研究を始めて1842年に特許をとりましたが、普通厚みのある無垢材を曲げると、外周部分に限界以上の張力が働き、弾けてしまいます。でも外側に同じ長さの鉄帯を当て、両端を固定すると、外側はそれ以上伸びずに内側だけが圧縮されるため、弾けや亀裂がおこらないらしいのですが、この技術で無垢材を曲げ、作業効率をはるかに向上させたそうです。

中でも1859年につくった『No.14』は、ヨーロッパ各地で入手でき、曲げやすく安価で安定した供給ができるブナ材を使用しており、パーツ毎に分解、重ね合わせることもできるので、舟等に大量につめて輸送する事が可能になりました。そんなフォルムの単純さと生産性のよさでその後、70年間に5000万脚を売上げ、現在までに2億脚以上が製造されたといわれています。




クレセント
No.14/トーネット


椅子の四大潮流

2009年7月9日木曜日

 本などを読んでいると、どうやら椅子のデザインには4つの大きなルーツがあるらしい。最近、読んだ『美しい椅子―北欧4人の名匠のデザイン (エイ文庫)』から抜粋。


明代様式
国:中国
時代:1300年代~
中国で椅子座の生活が定着した時代である明代(1368~1644)であり、このころの椅子がルーツとなったことからこのように呼ばれている。シンプルな形とバランス良いプロポーションで木の特性を活かした組手技術が特徴


ウィンザー様式
国:イギリス
時代:1600年代~
広大な森林を持つイギリスのヨークシャー地方で農民が自ら使用するための椅子を周りの木を伐採して作っていたものがルーツである。
装飾は一切なく、丈夫で、無駄がない。部材ごとの分業生産体制で作られていたことから近代椅子作りの原点とも言える。


シェーカー様式
国:アメリカ
時代:1700年代
イギリスからアメリカに移住したシェーカー教徒が自給自足の共同体の中で生活のために作られた椅子がルーツとなる。分業体制で作られウィンザー様式との共通点も多い。


トーネット様式
国:オーストリア
時代:1800年代
アノニマスなデザインからスタートして、使用者の立場から発展していった他の様式とは異なり、一人の技術者ミヒャエル・トーネットによって開発された椅子。トーネットにより開発された「曲木」の技術が特徴である。

「第7回 暮らしの中の木の椅子展」の行く末

2009年6月25日木曜日

 現在、椅子を製作中なのですが、すごく出来きが良かったら何かに応募しようと思って目を付けていたのが、朝日新聞の主催する「暮らしの中の木の椅子展」。2年毎に開催されており、通例であれば9月ぐらいから募集が始まる予定だった。

「だった」のだ!

 いつまでたっても募集記事などが無いのでちょっと本格的に調べてみたら・・・
どうやら休止するらしい事実がわかった。
(※ブログ「工房通信 悠悠」の「朝日・椅子展の行く末」より )

応募しないまでも見るだけでも楽しめていただけに非常に残念です。

アール・デコの時代

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 海野弘の著書。この著者の最初の本である『アール・ヌーボーの世界―モダン・アートの源泉 (中公文庫)』が良かったので、続けて読んでみました。
 内容的には、美術/芸術の説明というよりも1918年から1930年代の時代背景とその文化的特徴を書いた本のように思える。
  •  女性の社会進出
  •  ダンス
  •  ファッション
  •  文学

などに関する記述が多いので、純粋に芸術や美術を勉強したい人には、あまりお勧めしない。

「木の巧み」展

2009年6月15日月曜日

 日曜に「北欧の生活デザインと文化展」に行ってきたが、同じパークタワー内の1Fで「木の巧み」展なるものも催していたので、少し覗いてみた。

 岐阜県の高山に本拠地を置く「 家具工房 雉子舎(きじや)」という工房が主催していました。この展示会は6/15(月)までらしいですが、担当者に聞くと同ビルのOZONE内にある「工房家具ギャラリー・匠の杜」というショールームに出展している他に、もう少ししたら自由が丘に直営店がオープンするらしいです。

 新作の椅子が数点と一枚板のテーブルなどが展示していました。昨日も紹介した「Chigiri Chair」や「Hanpen Chair」もそうですが、無垢材を生かした家具って良いですよねぇ。



北欧の生活デザインと文化展

2009年6月14日日曜日

 今日は西新宿のパークタワー内にあるOZONEプラザに来ました。今は『北欧の生活デザインと文化展』がやっているとのことで、少しのぞいてみることに。

 写真は撮れなかったので紹介できないのが残念ですが、アルネ・ヤコブセンコーア・クリントのデザインした椅子などが展示していました。特にコーア・クリントのファーボーチェアを見れたのは良かった。正直いってこの椅子の実物は初めてみました。

奥村 昭雄(おくむら あきお)

2009年6月13日土曜日

奥村 昭雄(おくむら あきお) 建築家。
 1928年東京都生まれ。
 1952年東京美術学校建築科卒。同研究員として東京芸大改築計画担当。
 1956年、吉村順三設計事務所入所。
 1964年、東京芸術大学美術学部建築学科助教授。
 1973年、同教授。木曽三岳村に板倉民家を再生しアトリエをつくる。
 1978年、木曽三岳木工所設立。
 現在、木曽三岳奥村設計所代表。東京芸術大学名誉教授。

 代表的な建築作品は
  NCRビル(1962年)
  星野山荘(1973年)
  愛知県立芸術大学(1974年)
  新田体育館(1983年)
  阿品土谷病院(1987年)
  関西学研都市展示館(1994年) など
 ※このデータはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

コーア・クリント(Kaare Klint)

コーア・クリント(Kaare Klint 1888~1954)1888年デンマーク・フレデリックスボルに生まれ。王立美術大学で建築を学び、1922年建築家として独立、1924年に王立美術大学の家具科の新設に伴って初代主任教授に就任する。有名な作品としては、サファリチェア、デッキチェア、ファーボーチェアがある。自然の造形や伝統的造形を分析し、そこにプロポーションの法則を見出したが、この研究は、デンマークモダンデザインの基礎になりその教えを受けたポール・ケアホルムボーエ・モーエンセンアルネ・ヤコブセンなど数々の優れたデザイナーを輩出したことにより「デンマーク近代家具デザインの父」と呼ばれている。

アール・デコの家具

2009年6月10日水曜日

 最近は、海野弘の『アール・デコの時代 (中公文庫)』という本を読んでいるので、今のところの感想。

 アール・デコは1918年から1930年代にヨーロッパやアメリカで流行ったアール・ヌーボーに続く装飾様式のことですが、要は建築でいうとエンパイアステートビル(キングコングが登ったことで有名)やクライスラービル(尖塔のモチーフが車のラジエーター)のようにビルの先頭が尖っている建物だったり、家具でいうとバルセロナチェア(ミース・ファン・デル・ローエ)や、lc2(ル・コルビュジェ)などのことのようですね。
 モダン・アートの源泉と言われてもあまりピンとこないアール・ヌーボーに比べて、アール・デコは今使っていても違和感のない近代的なものばかりです。

 ロシア趣味・アメリカ趣味・エジプト趣味・日本趣味の影響が濃いそうですが、この時代にも日本文化(ここでは漆など)が影響を与えているのですね。






LIVING LAB MART
バルセロナチェア/ミース・ファン・デル・ローエ



LIVING LAB MART
LC2/ル・コルビジェ


アール・ヌーボーとジャポニズム

2009年6月6日土曜日

 またまた今読んでいる『アール・ヌーボーの世界―モダン・アートの源泉 (中公文庫)』という本で、面白い記述があったので一言。
 1856年にフランスのエッチング画家フェリックス・ブラックモンが、日本から送られた冬季の詰め物に使われた紙くずから北斎の漫画を発見して、一緒に画家の修行をしていたアメリカ人のジェームズ・マックニール・ホイッスラーたちに見せたことがきっかけで、ジャポニズムと呼ばれる日本趣味がヨーロッパに広まり、アール・ヌーボーはその影響を強く受けているらしい。

北斎の浮世絵を詰めものに使うなんて。今でいうところの古新聞の扱いですね。

 日本の芸術というか文化は海外では評価されているのに日本人はそれをあまり誇りをもっていないような気がしますね。
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