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アール・ヌーボーとジャポニズム

2009年6月6日土曜日

 またまた今読んでいる『アール・ヌーボーの世界―モダン・アートの源泉 (中公文庫)』という本で、面白い記述があったので一言。
 1856年にフランスのエッチング画家フェリックス・ブラックモンが、日本から送られた冬季の詰め物に使われた紙くずから北斎の漫画を発見して、一緒に画家の修行をしていたアメリカ人のジェームズ・マックニール・ホイッスラーたちに見せたことがきっかけで、ジャポニズムと呼ばれる日本趣味がヨーロッパに広まり、アール・ヌーボーはその影響を強く受けているらしい。

北斎の浮世絵を詰めものに使うなんて。今でいうところの古新聞の扱いですね。

 日本の芸術というか文化は海外では評価されているのに日本人はそれをあまり誇りをもっていないような気がしますね。

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